井上ひさし著「新釈遠野物語」読了
もう昔過ぎて覚えてないが、読む本は以下のような流れで決まる。
- 何かきっかけがあり、読みたい本が決まる
- アマゾンのほしいものリストに入れる
- 積ん読が少なくなったら、ブックオフオンラインで安い順に2000円分くらい購入
- 1冊ずつ読んで読了次第このブログに忘備録を残す
この本のきっかけは何だったか全く覚えてないけど、驚いたことがあった。あとがきを読み終わった後の最後のページに初版発行年数が昭和55年と書いてあった。そんなに古いの?え?よく知らなかったけど遠野物語って柳田国男が書いたの?え?え?という感じである。明治時代の著書と見て「あ、ひょっとして」とオンライン青空文庫を見たらやっぱりあった。旧文体だから読みづらいんだけどね。
内容は寓話でもなく、本当に逸話。実際あったのかな?という話から、そんなこと聞いて誰が得するんだよ…という話まで。その土地の逸話が何の目的もなく伝承されてるという点ではリアリティがある。話が気持ち悪い。気持ち悪さが心地良い。わかるかな~。